本日は、稲刈りを行いました。
とその前に、稲刈りの際にジャマになる、ノビエをひたすら刈ってました。
今回はこっちがメインですね。
ノビエとはヒエの総称で、水田雑草の中でも一般的な雑草です。
ノビエは稲作とは切ってもくれない、米作り農家とは昔からのライバル
(人によっては目の敵)です。
ヒエ(稗)とは、大きく2種類あり、米作りをする農家さんにとって代表的な野生種と、
食用として育てられる栽培種があります。
*雑穀、大好きです
栽培種は寒さに備えるもの、近年の雑穀やスーパーフードなどのブームにより
栽培は続けられていますが、栽培は減少しています。
一方で、野生種は農家さんからは総称としてノビエ(野稗)と呼ばれています。
こちらは栽培種との生態や姿形は異なります。
分かりやすく異なる点として、ノビエは出穂して実ると、どんどん種子を落としていきます。
(栽培種は実を落とさないです)
水耕稲作(田んぼ)のメインとした日本で見られるノビエには、
水田にのみ発生 タイヌビエ
その中でも暖地に多い ヒメタイヌビエ
水田や低湿地の畑でも発生 イヌビエ
があります。
*例外として、水田に生えず、乾燥地をに出てくるヒメイヌビエという子もいます。
現在は数多くの対応農薬が多様化したおかげで、ノビエ対策が
行いやすいものとなりました。
一方で、ノビエの種内変異によって、農薬の効き目の合間をぬい、
ちゃんと種子をおとして根づこうといています。
今年も稲作前にノビエ刈りをしている当農園が良い例ですね。
除草剤で対応してもノビエは残念ながら、水田から無くなったわけではないです。
もし、イネの移植時期と共に成長した場合、一般的に平方メートル(㎡)あたり
20本ぐらいの過密状態で約20%の収穫減になるので、見落としがないように
毎年、その季節は要確認が必要です。
ただできるだけ、農薬に頼らない栽培にしていこと考えています。
その中で、終年続けていける、ある程度誰でもできる、それを説明できる農業を
目指したいと思います。
稲作も大型機械化が進んでいる中、衰退も進んでいます。
これからも稲作を続けいていくためにも、頭をひねっていきます。
良いお米を届けられるようにがんばりたいです
ではまた