農業

山椒は小粒でもピリリと辛い


滑川ぼっちゃん農園、ぼっちゃんです。

タイトルになった、「山椒は小粒でもピリリと辛い」とは、身体は小さくとも才能や力量が優れていて、侮れない。という意味です。

この言葉の中心でもある、山椒。

山椒は、実、葉、花は分かりやすく活用する事ができ、樹皮、材木としても使われます。

そうなんです、この子、使えないところがないんです。

ただその代わり、自身を守る為にトゲがあるのだけ、農家としては気をつけなきゃいけないところですね。
*トゲを持たない品種もありますよ!興味ある方はぜひ調べてみてください。

自分も、若芽(木の芽)、青実(実ザンショウ)をよく使いました。

あのほど良いピリッとした、和食的な、なんていうのだろう、清風を感じるような、ミントのような、スースー、シーシー…

とても好きですっ。

しかも時期は、梅雨序盤?の5月終わり6月月初めで、じめっとした季節には気持ちのいい食卓を囲むことができます。

実ザンショウ、今から楽しみです。あっ、木の芽も収穫できるように、剪定しないと。

使えないところがない山椒の木でも、必ず気をつける点もあります。

それは、山椒の木は雌雄異体です。オスの木、メスの木があるんです。

当農園でもなんでそこに?っていう場所に、山のキワに5本あることを把握してますが、基本はオスの木が多いです。

社長と収穫トークをしているときに話題に上がり、判明!
(社長は収穫物としては興味なかったそうです)

今年、初めて周辺を整えて実を収穫したくて現地調査に行ったときに、メスが多いだろうと勝手に思っていたのですが…、オスの木が多かったです。

勝手に思っていたのは、木が増殖するなら種が必要→すなわちメスの木が多いだろう、という安直な思考でした。残念。

とはいえ、そこにはメスの木もあり、メスでは実を。オスで若葉をいただきたいと思います。
たけのこも少ないですが、収穫できるので、その時にはぜひ一緒にお皿に添えたい。

挿木も考慮しつつ、今年はチャレンジの年になりそうですっ!

そうそう、今日、家で初めての自家製味噌を仕込んでみました。
予定では、ざっくり10ヶ月後なので、その時が楽しみです。

1つ1つ、丁寧に手しごとをやって行こうと思います。
自然に感謝しつつ、より良い共存を模索していきます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です