カボチャは、今やどこのスーパーに並んでいるような、日常的に見られる野菜です。
そんな身近なお野菜さんですが、
・料理した時にイメージと違う水っぽいカボチャに出会ってしまったことはないですか?
・カットして、火にかけてからベチャベチャしてどうしようか悩んだ事はないですか?
そんなこんなで扱いづらい野菜になっていませんか?
カボチャの管理でよくある悩みですが、コツさえ掴めば「扱いやすい野菜」に
地位が上がるでしょう。
この章では、私がカボチャの管理に使っている「一度覚えれば簡単なカボチャ管理」を紹介します。
お店を構えていた時、美味しい料理になってくれたかぼちゃの管理方法は、
管理栄養士であり、お野菜博士の現農家ぼっちゃんにお任せください。
具体的な解決策
・丸ごと1つ買いましょう
・時間を味方に。最低1週間置いてから料理に使いましょう
・できるだけ良いカボチャを選びましょう
+α
まとめ!
今回はカボチャの追熟・保管方法についてお伝えしていきます。
丸ごと1つ買いましょう
まず大前提に、できるだけ丸ごと1つのカボチャを選びましょう。
それにより、常温または野菜室にて追熟することができるからです。
追熟できるかできないかで、カボチャにおける問題をほぼクリアしたと言ってもいいでしょう。。
かぼちゃは丸ごと1つの状態が保存しやすく、追熟するのに適しています。
一度カットしてしまうと、追熟よりも先に痛みややすくなります。
カットした場合は、追熟ではなく、その次にどう使うかを考えつつ冷蔵庫や冷凍庫で保存することで使いやすくなります。
丸ごとカボチャは、常温で保存できます。
風通しの良い涼しい、直射日光の当たらない場所で保存しましょう。
温度、湿度もできるだけ低いところだとなお良いです。
かぼちゃの追熟適温は10度〜15度です。
時間を味方に。最低1週間置いてから料理に使いましょう
この時期に収穫されるカボチャは、2週間から1ヶ月ほど置いておくことで、追熟が進みます。
それによってでんぷん質が糖質に変わり、甘みや食味がよくなります。
追熟とは
一定期間おくことで、熟生していくことにより、甘さを増したり芳香、食味が良くなること
を言います。
カボチャは追熟ができるお野菜です。
これでカボチャを正しく保管すれば、じっくり美味しいカボチャを楽しめることができるんです。
例外的に、近年の猛暑や酷暑日が続くようであれば、これに該当しないので、野菜室に保存することがオススメです。
新聞紙に包んで保存してあげてください。
追熟は2ヶ月を越えないあたりがピークになります。
それ以降は糖質が徐々に水分に変わっていき、果肉中の水分量は増えるので、甘みや食味が変わってしまいます。
できるだけ、良いカボチャを選びましょう
さて、ここまでがカボチャを手に入れてからの話になります。
ただ、手に入れる段階でよりよいカボチャを選べることができたら、より扱いやすいお野菜になるます。
良いカボチャを選ぶポイント
・へたが太いもの
・へたが乾いてコルク様になっているもの
・皮が艶やかでしっかりとした重量感があるもの
この3つを押さえておけば、より良いカボチャに出会えます。
そこから上記に戻り、時間を味方につければ、カボチャライフの始まりです。
+α
①1つのカボチャを扱うのに、最大の壁となるのが、あの硬い皮です。
ちょっとしたコツですが、これを知るだけで少しでもハードルが下がるので、ぜひお試しください。
カボチャは上から包丁を入れると、そのまま食いついたかのように動かなくなることもしばしばですよね。
これは上部は日光がたっぷりと当たり、肉厚で皮も硬くなっている為です。
逆に、ひっくり返した下部は果肉も皮も薄い為、簡単に包丁でカットすることができます。
包丁も先端や中腹の刃を当てるのではなく、包丁の柄に近い角張った箇所から差し込むことで、しっかりとカットできます。
②・カットカボチャは、1つのものと異なり、これから追熟することよりも、保存することに焦点を当てることになります。
・カットカボチャは種とワタが多く水分を保っているので、痛みの原因になります。
保存の前に、スプーンなどでほじくり取り除きましょう。
余すことなくピッタリとラップで包みましょう。
くり抜いた部分からも水分が抜けてたり蒸れたりして、痛みます。
種とワタが入ってた部分にも隙間ができるだけないように。
・そのまま生の状態で冷蔵はもちろん。
固茹でして冷蔵/冷凍保存、マッシュして冷凍保存もできます。
まとめ!美味かぼちゃの追熟&保管のコツ
・カボチャはカットではなく、丸ごと買ってみよう
・カボチャは追熟ができていないと、甘さ、ホクホク感も弱いものが多いです
時間を身につけ、追熟していくと、甘さ、ホクホク感が理想的なものに。
・できるだけ良いカボチャを選ぼう
さて、やるべきことが見えてきましたか?
これらをヒントに、ぜひカボチャライフにチャレンジしてみてください。
最初はマスキングテープや付箋を使ったりして忘れない様にしないと、かもしれませんが、
時間の使い方の選択肢ができると、果物やカボチャ以外の野菜にも使えます。
そして何より、時間をかけるのが楽しくなります!
それではまたっ