いかがお過ごしでしょうか。
今年の傾向か、雨が多いおかげか、今年の滑川町は涼しいお盆になりました。
そんなお盆、やり方、日程は覚えていますか?
地方的なお盆の、実際何をやっているかを知りたいですか?
ご当地のやり方、タイムスケジュールや準備確認、備忘録に活用などに、ご覧ください。
我が吉田農園のお盆は基本12日〜15日(4日間)周辺に行われます。
この地域的なものなのか分からないですが(一般的なお盆期間と類似)、時々送り迎え日
をいれて4日間となっています。
今年は、13〜16日でした。
*基本的に土曜日にお迎えに行き、火曜日に送ります。
<前日準備>
いつもの位牌にしまってある、各ご先祖様の札を取り出し、仏壇の前に用意する。 ・
仏壇前に大テーブル(学校にある生徒用の机の2まわりぐら大きなもの)を用意。
・大人は仏壇から広げた高さのある場所(上段)、子供は床に場所(下段)を作り、線香
や香炉、造花や仏花、ロウソク(もしくはオイルランプ)を用意します。
・札に関しては上段、仏壇の縁に立てかけるように置く。
・お供え菓子、お供物、卒塔婆を周辺に配置する。
(明日から使用する食器やお盆もこのときに確認できると良い)
<初日>
暑くなくってきた夕方前(16時頃)に徒歩数分のところにあるお墓に、お迎えに
行きます。
お迎えに行く時は、線香とお水、提灯、ロウソク、ライターを持っていきます。
お水を墓石にかけてあげて、水分補給してもらって、ロウソクに火をつけた提灯を
用意します
提灯を提げて灯りを目印にしてもらい、ご先祖さまたちを誘導。自分達についてきて
もらいます。
うちでは迷子になられないように、曲がるときには線香を道立てて行きます。
また、階段等は登れない?と考えられており、できるだけ平坦な道を選んで大回り
しながら、お仏壇の間まで先導していきます。
外からお仏壇の部屋からそのまま入ってもらえるように、当家では縁側より
お出迎えをします。
縁側には、この時まで誘導灯として使用していた提灯をぶら下げておきます。
ご来着を祝い、線香を立てます。
3日目
(*ご先祖さまを迎えたこの2日間は、ほぼ同じ動きをします)
・朝ご飯
先祖さまと一緒にお祝いの食事として、おはぎを作ります。
もち米6合:粒あんこ1キロ用意(2022年時)
炊いたもち米をゴルフボールぐらいのサイズに丸めます。それをあんこを
薄く伸ばし、あんこ皮 を作り、それをもち米に纏わせます。
また、あんこが得意でない人のためにきなこを纏わせたおはぎも用意します。
(約30個のあんこおはぎ、約10個のきなこおはぎができます。)
出来上がったおはぎを、ご先祖さま用湯呑みに入れて、箸と共に供えます。
(30分程度供えたら、回収する風習)
湯呑みをきれいにして、水を飲んでもらうために、湯呑みに水を入れ供えます。
・昼ごはん
おうどんもしくは素麺を一緒にいただきます。
湯呑みの数は変更せずに、麺を入れる湯呑み、つゆを入れる湯呑みで分けて供えます。
おはぎ同様にある程度供えた後、回収し、水を供えます。
・夜ごはん
炊いたご飯を供えます。
おはぎ同様にある程度供えた後、回収し、水を供えます。
*2・3日目は、食事のお供物を用意するのと同時に、線香を立てに来てくださる方々がいらっしゃいます。
ご香典やお供物などをいただきつつ、お茶を出させていただいて、世間話を少し。
来てくださった方々のお家にも、この2日間の間に線香を立てに行くのが習わし
なので、時間を見計らってお供え金を包み、お伺いします。
最終日
暑くなくってきた夕方前(16時頃)に徒歩数分のところにあるお墓に、
ご一緒にお連れします。
送りに行く時は、線香とお水、提灯、ロウソク、ライターを持っていきます。
卒塔婆、お団子、お花をロウソクに火をつけた提灯を用意します
提灯を提げて灯りを目印にしてもらい、ご先祖さまたちを誘導。
自分達についてきてもらいます。
うちでは迷子になられないように、曲がるときには線香を道立てて行きます。
初日と同じく、できるだけ平坦な道を選んで大回りしながら、お墓までお送りします。
お墓に着いたら、お花、お団子をお供えします。
最後に手を合わせ、お祈りを捧げます。またお彼岸にね。と。
最後に…
お見送りをしたら、床の間に戻り、仏壇周辺を片付け、元に戻します。
出していたものはしまい、また来年使用するために綺麗に保管します。
お仏壇の中もきれいにして、線香を上げ、終了です。
*我が家では、お迎えお送りを自分たちで行うため、精霊馬を作る習慣がありません
いかがだったでしょうか。
各地方によっても、変わるお盆事情。
私も気になるので、今後他のとこでも色々聞いていけたらな、と思います。
沖縄は知っている方もいるかと思いますが、以前たまたまその時期に旅行に行った時、驚きと笑みがあふれました。
ぜひ興味ある方は、調べてみてください。
ではまた。
良い日を!